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サステナビリティ
コンプライアンス

当社は、コンプライアンスの本質は”法令・社会規範・倫理の順守を含む、社会的要請に応えること”と考え、コンプライアンスを、社会の構成員としての義務のみならず、社会の信頼を得て企業価値を持続的に向上させるための必須の要素と理解しています。

そのうえで、「グローバルビジネスを展開する化学品商社」という当社の立ち位置を踏まえ、当社に対する社会的要請に応え続けることを、経営の最重要課題の一つとして取り組んでいます。

コンプライアンス推進体制

コンプライアンス推進に関する責任者を役員から選定し、その主導のもと、コンプライアンス維持・向上に必要な社内制度を構築・運用しています。

特に、化審法・毒劇法・薬機法その他国内外の化学品・医薬業界関連法令および安全保障貿易管理については、専門統括部署の設置と管理システムの構築により、違反を未然に防止する仕組みを整備しています。

また、インサイダー情報・秘密情報・個人情報の管理、社内ホットライン、反社会的勢力の排除に関する制度等のほか、近年の重点的取組としては、アメリカの連邦海外腐敗行為防止法など、世界各国における汚職防止の要請に応えるため、類型的に贈賄リスクを指摘されているエージェントやコンサルタント等の起用にあたっては、厳格な取引先審査プロセスを設けています。

コンプライアンス浸透活動

コンプライアンス行動指針の策定

会社がコンプライアンスを徹底できるかは、その構成員である各役職員の行動にかかっています。

そこで当社は、社内横断的な議論を重ね、業務内外の判断・行動指針を10項目で示す「コンプライアンス行動指針」を策定したうえ、全役職員に小冊子形式で配布し、折に触れて確認するよう呼びかけています。

コンプライアンス行動指針の項目

  • 1公正取引の推進
    私たちは、グローバルビジネスを展開する企業として、各国の競争法を遵守するのはもちろんのこと、取引の公正さを疑わせる行為を一切行いません。
  • 2業界法の厳守、輸出入管理の徹底
    私たちは、ファイン・スペシャリティケミカル分野の専門商社として、環境保全やステークホルダーの安全確保に万全を期すべく、取り扱う商品に関する法規制の要求事項に沿った、あるいはそれを上回る水準の安全性対策を継続的に実施します。
  • 3適正な情報管理
    私たちは、ステークホルダーからの信頼に応えるためにも、お預かりした情報資産の流出・悪用を防ぐべく、万全の情報管理・教育体制を構築し、運用します。
  • 4腐敗行為の防止
    私たちは、いかなる理由があろうとも、国内外を問わず、公務員やこれに準ずる立場の者への贈賄行為を許容することはありません。また、相手が民間企業の役職員であろうとも、不正な利益の授受を行いません。
  • 5反社会的勢力の排除
    私たちは、反社会的勢力との関係遮断を、倫理の問題にとどまらず法令遵守に関わる重大な問題としてとらえ、取り組んでまいります。
  • 6環境経営の推進
    私たちは、化学品分野における商社として、環境配慮型ビジネスの展開を通じて環境保全に貢献していくとともに、事業環境における環境負荷低減などの取り組みも継続的に実施し、環境経営を推進して参ります。
  • 7職場環境の継続的改善
    私たちは、皆が働きがいを実感しながら共に会社を成長させられるよう、一丸となって職場環境の継続的改善を推進します。
  • 8利益相反、公私混同の禁止
    私たちは、業務遂行にあたっては個人的利益を会社の利益に優先させることはなく、かつ、利益相反が疑われる状況に陥ること自体を極力回避します。
  • 9業務外非違行為の禁止
    私たちは、当社の一員との自覚を常にもち、業務外の時間であってもコンプライアンス違反を起こさないよう行動するとともに、万が一事件・事故等に巻き込まれた場合には速やかに会社に報告します。
  • 10コンプライアンス意識の醸成
    私たちは、常に高いコンプライアンス意識をもって行動するとともに、コンプライアンス違反の拡大・隠ぺいを許さない取り組みを推進します。

研修の徹底

「インサイダー取引規制」「下請法」などの一般的な法規制のほか、化学品商社として遵守すべき業界法令につき、徹底的にeラーニング・集合研修等を行い、各役職員に根付かせています。